医療法人社団焔 おうちにかえろう病院

入院中の過ごし方

ご自宅に帰って自分らしく生活できるようになることを目的としているため、当院では入院中からありとあらゆる場面で
自宅に帰ってからの生活をイメージして支援を行います。

*衣服:1日2回着替える生活。

全員が同じ病衣を着ていると、それだけで病人になってしまいます。なるべくご自宅から洋服も寝間着も持参していただき、朝起きたとき、寝る前には着替えていただくことを推奨します。ガラス張りの一階エントランスホールは街と繋がった空間です。ここに降りてきて、身体的にも精神的にも自宅に帰る準備をしましょう。

*食事・内服:食事の支度や片付けもなるべくご自身で。

病院では看護師が配膳し、食事量を確認し、食後のお薬を手渡ししているところが多いようです。しかし自宅に帰ることを想定するとできる方には食事の準備や片付けはなるべくご自身で行っていただきます。またお薬についても入院中からお薬カレンダー等を使い、ご自身で管理する練習を行います。

*リハビリ:買い物や調理もリハビリテーション。

帰ってからの生活を想像すると、1階のカフェや隣接するスーパーマーケットに買い物に行くこと、そこで食材を買ってきて調理をすることは多くの方にとって大事な課題になります。帰ってから日常的に行うことを入院中から練習して、安心して退院していただけるようにリハビリを行います。

*入浴:一人一人の環境に合わせて。

入院中に清潔を保つことも大切ですが、やはりご自宅でどのような入浴を行うかを前提にして、入院中もプランを立てます。そのために機械浴、左右の手すりの位置が変えられるバスタブ、シャワーのみの部屋と病棟階によって入浴設備が異なります。自宅に近い環境、個々人の希望する回数を考慮して入っていただきます。