【イベントレポート】学会に参加しました!
2026.07.08
こんにちは!「おうちにかえろう。病院」コラムをご覧くださり、ありがとうございます。
今回は、イベントレポートをお届けします。
私たちは、2026年5月29日から31日まで京都国際会館で開催された「第17回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会」に参加してきました!
「おうちにかえろう。病院」からは7名のスタッフが、それぞれの実践をまとめ、発表しました。準備から本番まで様々な苦労があったようですが、当日は刺激がいっぱいで多くの学びや気づきを得られる貴重な機会となりました。
参加したメンバーのコメントをご紹介しながら、当日の様子を振り返ってみたいと思います。ぜひ最後までご覧ください♪

イベントの概要と私たちの想い
「第17回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会」は、総合診療や地域医療、在宅医療など、プライマリ・ケアに関わる医療者たちが集まり、日々の実践や研究成果を共有する学術大会です。
今年のテーマは、「つながる、つなげる。つなげる、つながる。」
医師、看護師、リハビリ職、薬剤師など、多職種が立場や専門分野を超えて学び合い、患者さんや地域にとってより良い医療について考える場として、全国から多くの医療者が集まりました。
人とのつながりや対話を大切にしている「おうちにかえろう。病院」にとって、このテーマは日々の実践と重なる部分がたくさんあります。
今年は、病棟や訪問診療などさまざまな事業部からスタッフが参加し、それぞれの現場で積み重ねてきた実践について発表しました。発表準備では、日々の自分たちの関わりをしっかり振り返り、言葉にしていく過程でもたくさんの学びがありました。
7名のスタッフが学会発表に挑戦!
今回、当院からは7名のスタッフが登壇し、それぞれの演題を発表しました。
テーマは、患者さんとの関係性や意思決定支援、多職種連携、作業療法、地域包括ケア病棟の役割などさまざまです。
<発表演題>
- 関係性が患者の行動を変えた―ペプロウの対人関係理論に基づくセルフケア獲得の一事例
- 退院後5日で再入院した高齢心不全患者に対する地域包括ケア病棟の役割
- 病棟における多職種連携の実践
- 包括期における“酒を楽しむ価値観”の共有が転機となった一例
- 生活史を聞くことから始める代理意思決定支援の一事例
- 最期まで生き抜くことを支援した作業療法介入
- 在宅療養中の患者の身体的変化による入院は在宅復帰の阻害因子となる
どの演題も、日々の現場で患者さんやご家族と向き合う中で生まれた実践を振り返り、言葉にしたものです。
参加したメンバーの感想

▼水野先生(医師)
発表してくれたスタッフ全員が、堂々と、丁寧に発表してくれていたことが何よりも誇らしく感じられました。
発表に対して多くの質問が出ていたこと、発表後もたくさんの方とディスカッションが続いていたこと、すべてが嬉しい光景でした。大きく頷きながら発表を聞いてくださる姿も見られ、きちんと聴衆に届いていることが感じられました。
学会全体を通して、若手からベテランまでとても活発に議論が交わされていて、楽しい学会だなあ、と感じながら3日間過ごしました。季節外れの30度超えの暑さと、20度を下回る夜の肌寒さで、盆地としての京都の魅力も体感することができました。
▼松﨑さん(作業療法士)
チーム内でも、さまざまな葛藤を抱えたケースでの事例発表でした。
「あの関わりで良かったのかな? 良かったよね?」ともやもやを抱えていましたが、事例をまとめる中で考えが深まり、患者さんとの関わりを前向きに振り返ることができました。
事前の院内での予演会や、本番の学会での発表のなかでも、たくさんの人から色々な感想や意見をいただき、またひとつ成長できたように感じます。
▼羽鳥さん(看護師)
一事例に対して時間をかけて振り返る中で、「なぜ自分はそうしたのか」「患者さんご家族の発言の背景」をじっくり考えました。
それを言語化していくことで、実施したプロセスを実感でき、今後の看護に活かしていきたいと思いました。
当日はとても緊張しましたが、TEAM BLUEの仲間が会場で見守ってくれていたので、すごく安心して発表することができました。
▼田中さん(看護師)
私は所用のため短時間しか雰囲気を味わうことができなかったんですが、それでも全国から集まる医療者がそれぞれの地域や現場、立場から学びを発表する時間はとても刺激的でした!
でも、自分の発表が終わるまでは、他人の発表は耳に入りませんでした。
実は夜勤明けの夜に新幹線で京都に向かったのですが、見事に寝過ごしてしまい、新大阪に1人ぽつんと21時……。絶望しましたが、なんとか京都に辿り着いたことも思い出です。
▼瀬川さん(看護師)
今回が初めての学会発表でした。
「プライマリ・ケア学会で発表する!」と覚悟を決めた時から、準備が大変でした。でも、自分がやってきたことを言語化する過程は、良い振り返りにもなり、充実した時間でした。
実際の学会では、今まで関わりのあった方にもたくさん会えて、「いろんな人とつながってるんだなぁ」と実感でき、嬉しくなりました。
そして、病棟スタッフの発表も聞けたので、一緒に働いてきたスタッフの成長も感じられる良い機会になりました。
▼髙橋さん(看護師)
事前準備では、過去の自分自身や患者さんとの関わりを振り返る必要があり、何を伝えたいのかわからなくなってしまうこともありました。また、日々の業務と並行して準備を進めることにも苦労しました。
当日はとても緊張していましたが、多くの仲間がうなずきながら発表を聞いてくださり、とても心強く感じました。おかげで安心して発表することができました。
今回、学会発表という機会をいただいたことで、自分の実践を深く振り返ることができました。もし発表していなければ、ここまで振り返ることはなかったと思うので、大変貴重な経験となり、多くの学びを得ることができました。
今では、学会発表に挑戦して本当に良かったと感じています。
おわりに
今回の学会は、発表の場であると同時に、自分たちの実践を振り返り、言葉にし、多くの人と対話しながら学びを深める場でもありました。
「つながる、つなげる。つなげる、つながる。」というテーマの通り、人とのつながりから生まれた学びが、また次へとつながっていく。そんな循環を感じる3日間となりました。
そして何より、仲間の挑戦や成長を間近で見て喜び合える幸せも改めて感じられる時間でした。
私たち「おうちにかえろう。病院」は、これからも日々の実践を大切にしながら、学びと対話を重ねていきます。そんな日々の取り組みや空気感も、このコラムを通して発信していけたらと思っています。
「おうちにかえろう。病院」では、新しい常識づくりに挑戦できる仲間を募集しています。
オンラインによるカジュアル面談も随時実施していますので、
「なんとなく興味が湧いた」「少し話を聞いてみたい」と思われた方は、ぜひお気軽にお申し込みください。
みなさまとお会いできることを楽しみにしています!
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